プロでも、、、ましてアマチュアではねぇ。2006年06月24日 09:44

横峰さくらプロが優勝した要因で「とにかくグリーンに近づけようとして、ハーフショットが要求される40~50Yを残してしまっていたので、サンドウエッジでフルショットできる80Yくらいが残るようにした」というコメントがあった。

そんなことは、改めて気づくまでもなく誰でも分かることだ。
しかし、一流プロでもやっぱり「近づけるだけ近づけたい」という心理が働くのだから、アマチュアが同じ事を考えるのも無理からぬ事。

飛距離が出る友人のH君は、毎ラウンド中途半端な距離を残しては、加減ショットができずにザックリを繰り返している。
そんな彼は月初めにハンデで20以上違うK君にグロス負けして、ハンデが10ほど違う私にもグロスで10打置いていかれた。

来週同じ愛宕原を回るのだが、彼の飛距離ではドライバーを持つべきホールなど数ホールしかない。
愛宕原は短いけれどもトリッキーなのだ。

今朝、彼にあったところ、「来週は5番アイアンを使う」と言っていた。
が、本番ではドライバーを使うだろう。
そして、同じように大叩きをしてしまうことと思う。

H君は一時年間平均80台の中盤で回っていた。
が、昨年今年と90を越えてしまっている。
なぜなのか? ヘタクソになったのであろうか?
もともと彼は飛距離の出るゴルファーであるばかりか、素晴らしいアイアンの切れをしていた。
T社のドライバーで、それはもう正確な220Y~240Yのティーショットを打っていた(彼は自分では250Yだと思っているが)

ところが、「飛距離が出ればもっとスコアが良くなる」と思ったのか、T社のドライバーのヘッドが小振りで古くさく恥ずかしいと思ったのか、まあその両方であろうが、D社のドライバーに変えた。
それがどうにもしっくり行かないようなのだ。

当たれば270Yほどのほれぼれするようなボールが遙か彼方へ飛ぶ。
が、大抵は右へ左へ曲げて、平均すると200Yは確実に飛んでいない。
飛距離を欲張って飛距離を損している。

もともと4番アイアン、5番アイアンで200Y,180Yを相当な精度で打てるのだから、ドライバーで280Yのショットなどいらない。
ティーショット230Y、セカンド190Yならほとんどのパー4で、レギュレーション通りにオンできるはずなのだ。
それが、ティーショット190Y,セカンド160Yがやっとの私によく負ける。

彼のゴルフ歴は、年間30ラウンドを25年以上。
私のゴルフ歴は、年間25ラウンドを3年半。
これで私に度々負けてはいけない。
以前は私に負けるときはお互い90台の後半勝負だったが、いつのまにか90台前半になり、90を切る勝負になることもしばしばである。

彼には何度も「プロでも3割以上はグリーンを外すのだから、アプローチの練習をした方がよい」と言ってきたし、ショートコースにもしょっちゅう誘うのだが、彼はなかなか行こうとしない。
まして、練習ではドライバーばかり振り回している。
これでは毎週ショートコースを一人で回って練習している私に追いつかれそうになっても仕方ないことだろう。

私のレベルこそ、ドライバーショットを練習すべきなのかもしれないが、9番アイアンが「まともに」打てればドライバーも打てる(と、信じている)
ハンデ11とハンデ7の差はもっぱらグリーン回りでつくものなのだ。

しかし、私が所属しているゴルフの会のシングルさんは、70才を越えて250Y以上の素晴らしいドライバーを打ち、カミソリのようなアイアンショットを放ってくる。(が、アプローチ・パターは今ひとつ)
H君はその姿を何年と見ているから、「もう少し飛べばシングルになれる」と勘違いしたのだろう。

私が今のハンデを縮めようと思うと、飛距離を増やすしかない。
(勿論、ショートゲームも今まで通り練習するとしてもだ)
が、大抵のゴルファーに必要なのはショートゲームだし、それが一番簡単に短期間でスコアを縮める得策なのだ。